アクションと同時に誰かが生まれて、カットと同時に誰かが死ぬの。
女優、上瀬結衣(うわせ ゆい)の残した言葉だ。
その魔法のような圧倒的な演技力を武器に、十代にして日本国内の賞を総なめにした彼女。
上瀬が主役を張ればどんなゴミな脚本で
も名作になると言われ、国内の映画製作者がこぞってオファーを出すほどであった。
年間の邦画の売上の半分は上瀬が一人で生み出しているとされ、日本の映画界を大黄金期に導いた。
日本の俳優業界は上瀬と共に生き、上瀬と共に死ぬ。
その言葉が全くの過言ではなく、当然のことして認識されるようになった頃である。
上瀬結衣は、二十五歳の誕生日を迎えたと同時に突然
死亡した。
詳細は伏せられ、様々な陰謀論が囁かれたが、その死については多くの謎を残したままとなっている。
その後、国内の邦画人気、売上は右肩下がりで落ち続け、すっかり暗黒期と言われるほどとなってしまった。
上瀬結衣の死後から十五年。人々は今でも、次の上瀬結衣を待ち続けている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 13:04:58
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会話率:16%
なろうの作品を読んでいると、
現実を知らない自称リアリストがいるんだよね。
面白いよね。
女にモテないリアリスト
高学歴でないリアリスト
高額所得者ではないリアリスト
最高だよね。
最終更新:2018-06-17 11:34:38
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会話率:0%