エルシーニァの大地に存亡の危機が迫っていた。突如異世界から現れた白装束の狂信者達が異形を従え、大地を穢す。聖騎士団は抗うも、瘴気は地に満ち、此岸は脆くも狂っていく。炎の明緋、血の深緋に染まりながら。
そんな、跳梁跋扈百鬼夜行の大地に、彼岸
から一人の男が現れた。幽鬼の如く黒い外套を纏うそれは、魔を操る狂信者を、何をも捻じ伏せる力で虫けらのように殺し始めた。
彼が目指すはただ復讐。彼がかつていた世界で狂信者に叩き込み損ねた銀の弾丸を、今度こそ叩き込む事だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 10:11:50
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会話率:58%