西暦20××年7月。
世界中の有名美術館は、環境保護団体「G解放同盟」を名乗る集団による放火、爆破、破壊、略奪、脅迫という様々なテロ活動の被害に見舞われた。
最終更新:2022-11-28 22:00:00
3027文字
会話率:37%
若くして死亡した島崎大樹は、あの世の入り口で閻魔様から後継者となるように勧誘をうける。閻魔とは罪人を地獄に送る処刑人のようなものではなく、書類にしたがい事務作業をこなす役所の職員のようなものだった。熱意におされて閻魔となった大樹だったが、あ
る現実をつきつけられる。悪人は地獄堕ちを強制されるが、善人は天国でも地獄でも好きなほうを選ぶことができる。地獄の現状は娯楽施設の充実した人気のリゾート地のような場所で、逆に天国は退屈で人気がまったくなくなっていた。地獄と天国の面積は、住人の数によって決まる。天国を見た大樹は愕然とした。そこは小さなバルコニーがあるだけの狭い空間だったのだ。天国に人を呼び込む役目もまかされた新米閻魔が、天国と地獄のバランスを変えるために奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 02:49:08
79064文字
会話率:44%
地獄に堕ちる、1人の善良な男の話。現世の善良さと天国に行くかどうかは、関係がないらしい。男は、どうなるのか。地獄はどのような場所なのか。男は、自ら意思を手放す。
最終更新:2019-11-05 15:48:35
1183文字
会話率:67%