精神の圧壊と現実の喪失
最終更新:2018-05-24 06:44:30
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二十一世紀の終わりごろ、人類は地球を中心としたワームホールネットワークを構築し、宇宙各地に散らばっ ていた。 西暦二〇九〇年、カペラ系第四惑星と地球の間にあったワームホールを支えていたエキゾチック物質の管・時空管が圧壊する事故が起きる。
十歳だった佐竹美陽は圧壊寸前のワームホールを抜けて地球に脱出するが、彼女の父はカペラに取り残されてしまい、美陽は父とずっと生き別れとなってしまうのであった。 十六年後二一〇六年、美陽は宇宙省に努めていた。この仕事についていればいつか父に会えるのではないかという期待からその仕事を選んだのだ。 そんなある日、七つのワームホールが突然圧潰するという事故が発生する。 その事故は十六年前に美陽と父とを引き裂いた事件とつながっていた。
(この作品はアルファポリスとマグネットにも投稿してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-04 00:10:54
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