「あたしの願いを聞き入れてくれないなら、神様をずっと呪ってやるっ!
恨んでやるっ……祟ってやるっ……絶対に、絶対に許さない……
あたしだけを残したことを後悔させてやる……
必ず後悔させてやるんだからっ……!」
「――なるほど、それは
面白そうですね」
少女の強い思いに導かれ、白髪の青年は現れた。
彼は少女に手を差し伸べ、少女は了承して彼の手を取った。
それが、絶望の始まりだとは気付かずに――。
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第5回ルルルカップの落選作品。
テーマは『とらわれヒロインの脱出』
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
※なお、当作品は他のサイトでも公開されています。
軽微な修正による多少の差異はありますが同一作品ですので、ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-18 00:00:00
17386文字
会話率:48%