営業一筋二十二年のギルバート、四十歳は金髪のオールバックに、薄い口髭と顎髭を生やしたダンディな営業マンだった。
真っ赤なオープンカーを乗り回し、三十年ローンのマイホームに、妻と息子と住んでいる。
娘は三年前に家を飛び出したが、それを除
けば絵に描いたような幸せな家族だと言ってもいい男だった。
そう、全ては過去の出来事だ。彼は会社の金を横領した結果、仕事、車、家、金、そして家族まで失ってしまった。
今の彼に残されたものは、段ボールに入った私物と、着ているワイシャツ、トランクス、黒靴下だけになってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 12:06:43
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会話率:33%
これは超絶現実主義者な営業女とそれを落とそうと躍起になるホスト男の攻防戦。
最終更新:2013-09-01 10:10:12
1954文字
会話率:44%