桜子は、術者の家系に生まれたのに術が使えない人間の少女。
妖狐族の家に引き取られ、虐げられながら暮らしていたが、売られそうになる。
危機を助けたのは、あやかし族の皇子、京也だった。
『運命の番』といい、天狗皇族には伴侶を溺愛する性質がある
。桜子は京也の運命の番だった。
「きみは、かわゆい。しかも、俺の運命の番なのだ。結婚しよう!」
京也は芥川龍之介を真似して恋文を書くような、妄想癖持ちの文筆家だ。
流行小説のゴーストライターでもあり、一言でいうと変人である。
これは、不憫な桜子が溺愛され、才能を開花させていく和風あやかし・シンデレラロマンス。
※他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 19:09:48
113035文字
会話率:42%
小学生の時、咲良は近所の神社でトゲが刺さった大きな狐を助けたが母も友人も信じてくれなかった。大人になり都市デザインの会社に入った咲良は結婚間近だと思っていた同僚の彼を後輩に寝取られてしまった。傷心の咲良がいつもの電車に乗るとなぜか実家近くの
神社に。狐に連れていかれた見知らぬ場所には耳と尻尾があるイケメン「天狐」の白銀がいた。
都市デザインの仕事と、イケメン白銀の溺愛の両方を手に入れる和風あやかしストーリー。[Nolaノベル]にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 06:21:10
8988文字
会話率:21%
切なくてダークな和風あやかしファンタジー小説。
神社の境内を一人の少女が訪れる。
彼女はいつも絵馬を片手に、一心に何かを願っている。
そしていつも「また、来てくれへんかったな……」と呟くのだ。
そんな彼女をいつも見守っているのは、彼
女の友達である二匹の妖狐。
いつもの夜の光景が、突然銀色に染められる。
正体不明の銀色の光に包まれた彼女。
やがてその銀色が散り散りになった後、彼女は地面に倒れ伏していた。
突然の出来事に慌てる妖狐達は、彼女の身を助けるために人間達の街へと降りる決断をする。
人間である彼女を助けるために、彼女の家族の家へと向かう妖狐達と、それを助ける親友の三羽の烏。
そんな中、人間達の街では「妊婦ばかりが襲われる」凄惨な事件が連続で発生していて……
現代日本が舞台の和風あやかしものになります。
メインキャラ達は妖狐や烏といった妖達になりますので、そういった人外が苦手な方はご注意ください。
本編には暴力的表現や残酷表現、特に妊婦に対する残虐表現が含まれております。こちらにもご注意いただき、苦手な方は観覧をお控えください。
また舞台設定上、会話文のほとんどは関西弁になっております。
現在、カクヨム、魔法のiらんど、pixiv、個人サイトにも掲載中の作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 21:09:52
80558文字
会話率:42%