命を無駄にする者に希望を与えることを目的として活動する救済組織が主催する〈脱出ゲーム〉で不正を働いた組員の神居玲緒奈(かむい れおな)は、組織から追放処分を受けた後、無法地区の住人となってその日暮らしを続けていた。
ある日、神居の前に組織の
組員、神木祭(かみき まつり)が現れる。神居は、組織から追放処分を受けるきっかけを作った夕凪紫織(ゆうなぎ しおり)が生きていることを神木から知らされ、紫織に対する怒りと憎しみを思い出す。
『救済組織組員への復帰』という願いを叶え、紫織を自らの手で葬り去る資格を手に入れるために、神居は神木から救済ゲームの参加資格を得て、命懸けの勝負に臨む。
この作品は〈ドリーム・シェイド〉の続編となります。
前作を未読でも楽しめるよう、仕上げていく所存です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 12:00:00
29567文字
会話率:37%
テッペイはスラム街の中で誰よりも汚かった。それは過去に起きたある事件のせい。彼は胸の奥に眠る憎しみを抱えたままヘドロのように生きていた。「これあげる!」そんなある日突然目の前に差し出された光り輝く金貨。差し出したのは金貨よりも光輝く一人の少
女。ーーーーー光は閉じ込めていた憎しみを開け放つ。「殺す」テッペイは金貨を握りしめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 11:15:42
12650文字
会話率:43%