彼が笑えば、みんなが逃げる。
鮫島源太郎は、まるでホラー映画に出てくる悪魔のような不気味で暴力的な外見をしているため、幼い頃から周囲に“強面悪魔”と呼ばれて避けられてきた。
――そんな彼に人生初の友達が出来たのは、高校に入学してすぐの四月
半ばのこと。
とある放課後。クラスの中で孤立して寂しそうにしている女の子が気にかかり、源太郎は勇気を振り絞って声をかけてみたのだ。
「帰りに少しお茶しませんか?」
そんな下手クソなナンパのような申し出に、女の子は無表情のままコクコクと頷いた。
彼女の名前は黒木千鶴子。まるでホラー映画に出てくる呪いの日本人形のような無機質で禍々しい外見をしているため、幼い頃から周囲に“人形姫”と呼ばれて避けられているらしいのだが――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 18:11:48
15347文字
会話率:42%
呪いの日本人形を捨てたところ、老婆が拾って「呪い」が発動し幸せになる。
最終更新:2023-04-09 22:34:31
470文字
会話率:7%
梅雨が明け、寝苦しさを感じる夜だった。
月の光に照らされ、一つの小さな影が背を伸ばす。
その影が向かう先は一軒の安アパート。
階段を一つずつ上がっていく。
そして、目的の部屋の前で立ち止まった。
鍵が開いた音。
そしてドアが開き、その黒髪が
風で揺れた。
一歩、一歩、しずしずと歩いて中に入っていく。
そして・・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 11:00:00
1474文字
会話率:2%
わしは呪いの日本人形じゃ。
ある日ババアにおふだを貼られ、わしは力の全てを封じられた。
そして、そこら辺の人形と同じ、口が聞けない動かない人形と化したわしは、ババアの手によってババアの家の屋根裏にぶちこまれた。
それから幾年。
ババアの孫
らしき小僧が、屋根裏に登ってきた。
すると小僧はわしに妙なことを願ってきて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 06:00:00
1000文字
会話率:52%
ある日本人形と出会ってしまった不幸な少年少女の話。
最終更新:2018-07-30 05:00:00
1227文字
会話率:0%