「あなたのことが――――」
ある冬の日。ずっと好きだった幼馴染に告白される寸前に、俺の人生という名のゲームは全力全開でバグった。
いきなり意識を失い、次に目を覚ましたところはなんと異世界!
あらゆる手段を用いて、召喚者の望みを叶
えること。それが俺に与えられた役割だった――――
「お前のせいで俺は、好きな女の子に告白されるなんていう一生に一回あれば超ラッキーなイベントを逃したんだぞどう責任取ってくれるつもりだこらああああああああ!!!!!!!」
「やめてくださいっ!揺らさないでください!舌噛んじゃいます!」
どうしようもない神様のくだらない理由のせいで飛ばされた異世界で、俺は何を成せるのか。
『――――困ってる女の子がいたら、助けてあげてね?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-07 22:14:23
23029文字
会話率:54%