長尾優磨は、県立清明高校に通う男子高校生。彼は、学校帰りに道端でうずくまってる黒く汚れた子猫を広拾い、家で看病すようになってから、優磨の周りで不思議な事が起こり始めた。
「なんだ、これ?」ある日、優磨の部屋に突然虹色に輝く丸いリングが現れ
た。驚く優磨の前を猫は尻尾を振りながら、その輪の中に飛び込み、優磨は慌ててそのあとを追った。
何もない緑一色の草原に座ってこちらを見る白猫ハート。
「ここは、ステラのグレン草原。ここをあなた方に差し上げます。この国を建て直して下さいませんか?優磨。いえ、グレン共和国第四王子グレス·ユーマ」
猫が喋った?ことよりも、自分を見上げていたハートが、段々と人間の···銀髪ロングで黒いスーツを着た男性に変わったのを優磨は口をポカンと開けて見ていた。
「初めまして。わたくし、グレン共和国第四王子付きのアレス·ニコラと申します。優磨様の妹君花梨様には、ハートという大変可愛らしい名前をつけて頂きましたが···」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 06:56:20
1184文字
会話率:46%
突然告げられた祖母からの知らせに灯里は戸惑いを隠せなかった。
渋々田舎を離れ都会へ向かうと、そこは有名なお嬢様女子学園だった。
知らない環境、見たこともない令嬢たちの態度。
なにもかも新鮮だったのだが、特に学園挨拶の時に見かけた生徒会
に目を奪われた。
同じクラスで席が隣のりんかと仲を深め、学園生活、寮生活も楽しく過ごしていていた矢先、灯里は生徒会になぜか呼び出された。
生徒会室へ向かうと、生徒会長の玲が迎えてくれた。
「何かあったのか?」と聞いたところ、「資料に不備があった」と言われ、その場で修正をするということでだった。
怖いイメージがあったものの、とても気さくに話してくれた玲に対して安心し、帰ろうとしたその時。
「 ねぇ、私、貴女のことを一目見たときから運命だと思ったの 」
「 ………へっ? 」
灯里はどうなってしまうのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 14:26:19
3736文字
会話率:29%
雅紀と君花は血のつながらない兄妹。同級生だが、滅多に口をきかないくらい仲がわるかった。それは雅紀が原因だった。反省はしているけど、君花はなかなか許してはくれない。
そんな君花にトラブル発生。兄としては見過ごすことはできない。
最終更新:2016-09-21 08:00:00
81829文字
会話率:34%
私、雪村桃(ゆきむらもも)は乙女ゲーム 『君花〜1輪の花に愛を注ぐ〜』のヒロインだった。 しかし、私には既に茂兄(しげにい)という好きな人がいる。 攻略対象キャラからの愛なんていらない、むしろ邪魔。私の茂兄へのラブアタックの時間がなくなっち
ゃう…私は、茂兄からの愛が欲しい! 回避しようにも記憶を取り戻したのは学園から合格通知書が届いた日であった。……ゲームが終わるまでの1年間、ひっそりと生きるしかない。私はかたく心に誓い、学園へと赴くのであった。
2章からは、ヤンデレ化やbadend等もうなんでもあり!選択(行動)によって、ルートが変わるストーリー。桃は、望んだエンドに辿り着けるか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-21 22:48:41
31459文字
会話率:35%