平民から騎士に出世した主人公が、統治者としてのお勉強を始めました。本作は外伝ですのでご注意ください。
最終更新:2024-10-17 14:43:02
31139文字
会話率:87%
『曹操』とは、後漢王朝末期に生まれた、千年に一人の風雲児であった。そして三国志の覇者でもあった。
悪役として描かれることの多い人だが、俺はそんな曹操の多熱的な生涯と、革新的な価値観に魅了されていた。
あぁ、凄い人だ。
そう思いながら三国志
の書籍を捲り、酒を飲み干す。
そんなある日、目が覚めると、俺はその憧れの世界に居た。三国志の世界に紛れ込んでいた。
しかしそこは俺の知っている世界ではなかった。この時代の覇者である『曹操』が、死んでいたのだ。
『宛城の戦い』
そこで本来、死ぬ運命ではなかったはずの『曹操』が死んで、死ぬ運命であった『曹昂』が生き残った。
そして俺はそんな『曹昂』として、覇者の死んだこの時代を、生きていかなければならなくなったのだった。
(※この物語はフィクションです。歴史のリアリティに関しては努力しますが、至らない点も多々あるかと思います。作者は心が弱い動物なので、刺激しないでいただけると幸いです。あと、地形図や勢力図、戦場図を提供していただけると泣いて喜びます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 09:00:00
246357文字
会話率:43%
大学受験に失敗した主人公は失意の中トラックに撥ねられ、異世界のヴィクテン帝国第3皇子ニコラとして転生する。しかし、転生したことを自覚したニコラはなぜか魔法を使えなくなった。そして魔法を取り戻す方法を模索する中で、帝位争いに巻き込まれていく。
最初は帝位に興味を持てなかったニコラだが、周囲の働きかけにより、次第に帝位を意識していくようになる。しかし帝国は植民地を増やして名前に恥じない大帝国となるも、議会の勢いが増していくにつれ、帝の権力は衰退していく一方だった。そして周辺国の拡大・戦争、植民地の独立運動など様々な問題が広大な帝国に襲い掛かる。ニコラは前世の知識を活かして魔法の研究を行いたいという欲求に駆られながらも、帝の在り方について考えさせられていく。
*19世紀後半のイギリスをモデルにして書いています。
史実に寄せてはいますが、概ねフィクションだと思って読んでいただければと思います。史実に寄せている部分は注釈をつけていることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 00:15:30
55338文字
会話率:31%
神魔共同体の地上への侵攻が始まる。
白い月が8月の空に浮かぶ。
中級魔族の誕生。永遠の命を持つ中級魔族の誕生。
精神科の野田病院で頭を怪我した月矢は、長期入院する。
幸いなことに月矢は悪と本当の悪を見抜くマキャベリの『君主論』を読ん
でいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 18:50:47
4266文字
会話率:0%
『昔の政治は恐かった? 政治学の古典です。』
学生時代に西洋史か政治史の講座で出したレポートが見つかったので、
新訳版とも対照し、修正・加筆したうえで投稿します。
当時と今の、変わらず中二病的な論評もついていますが(笑)、
いま勉強中の方
などの参考になりましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 15:27:58
6682文字
会話率:1%