君に聞こう、欲を持つことはいいことなのだろうか?
君に聞こう、ヒトを言葉で縛っていいことなのだろうか?
君に聞こう、無数の罰を背負うことはいいことなのだろうか?
確かに、いいことなのかもしれない。
自分の意思を証明している一つでもあるのだ
から。
けれど、欲に溺れてしまったらそこに何があるのか、怖くはないか?
縛られて動けなくなるのも、罰を背負った背中が醜いことが怖くはないのか?
私は知っている、あの扉を、彼らの秘密の物語を。
けれど、我らは同じ道を歩けない。
人ではないから。
愛している、嫉妬している、嫌っている。様々な心が揺れる。
私は、欲深い。
私は、恐れている。
私は、愛している。
我らは鬼神。
長い時間を見渡して、愚かで愛しい人を理性なき心で喰らい尽くす梅の木。
永遠という名の歴史を駆け抜け、人生という名の歴史を食らう歌。
兆の年月日を超え、兆を超える敵を切り裂く刃。
鬼の中でも高貴なる血と力を持つ鬼神族
そなたの魂を食らうことが許されるのならば我らの魂もまた、そなたたちのものと化すだろう。
そう、人の子のものに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 23:13:24
82565文字
会話率:23%
ある日、まるで創作のような異能が顕れた世界。
個人の強い想いや意思、個性が能力として覚醒する世界。
彼ら十人十色の能力者たちを隔離し、管理、教育するための学園島。
幼い頃の復讐を胸にその学校に入学して半年。
世界最高峰の能力ゆえに
、落ちこぼれ。
復讐のために力を求める少年は彼女と出会った。
「力を求める君に聞こう。悪魔と契約、――いや、悪魔に付き合う気はあるかい?」
※とある特撮シリーズをイメージ元としています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-14 23:24:52
72555文字
会話率:34%
『あの時あぁしてたらね』
最近あたしがよく聞く言葉。
でもさ、それってただ自分の空白を他人にぶつけてるだけと思わない?
君が思わなくても、少なくともあたしはそう思うよ。
まぁ、押し付けがましい事はあまり好きじゃないからここまでなんだけど
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-29 15:08:04
652文字
会話率:12%