全世界にまん延したウイルスが、ある技術を大きく発展させた。
人と人とが接触するという当たり前の世界が崩れ、何度も変異するウイルスに数千万人もの死者を出した未曽有の危機で大きく進化した技術。それはヒトのサポートをするロボット技術だった。
ウイルスに感染せず、洗浄殺菌も容易なロボットは爆発的に進化した。と同時に無機質なロボットたちを、ヒトはより人間に近づけようとした。姿かたちを、表情を、動きを、声を、会話をヒトに似せる。ヒトに寄り添うロボットたちは新たなパートナーとなり、親しみや慰めを求めてヒトと寸分変わらぬ姿に進化していった。
ロボットの記録と記憶の物語。
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かくまおりざラム男爵さん主催の同題異話企画用の作品です。
集まった作家たちが、同じタイトルから自分たちが想像した物語を提出するお祭り。
その条件とは、
・タイトル「それでも君が好きだよ~全て忘れていく孤独な君へ~」
・なんらかの理由で徐々に記憶がなくなっていく人と、間近で見守る人。
・舞台はSF
・文字数は制限なし!
というわけで、ふでやはこんなのを書いてみました。約1万字の短編です。
他の方の作品は、タグ「らむ得企画」でどうぞ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 17:39:39
10377文字
会話率:34%
むかしむかしに生まれたある神様の話。
最終更新:2020-06-02 21:19:12
1725文字
会話率:74%
二一八五年。異常気象により、地表に住むことができなくなった地球。
毒を孕んだ雨によって地下に追いやられた人間は、そこで何とか生活をしていたが限界が来てしまう。
パイロットのハルヤスは、雲を一掃するための任務に志願する。愛機に科学技術の結晶を
積み込んだハルヤスは、強酸の雨の降りしきる中、愛機と共に空を駆ける。
こちらの小説は、あまがえる企画様(https://ruanthe3rd.wixsite.com/amagaeru/blank-9)の同題異話企画へ参加させていただいている作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 01:14:08
4951文字
会話率:49%