神話生物と呼ばれる存在が闇の中を闊歩する。三十年程前から突如として出現したそれらに対抗するため、魔術師たちが奮闘する暗黒期。天笠(あまがさ)征悟(しょうご)は妹を探して深夜の街を徘徊していた。彼にとって重要なのは楽しむこと。妹と共に興じる娯
楽のために征悟は死地へ赴き続ける。七枷(ななかせ)愛莉(あいり)は裏切り者を捕縛するため深夜の街で戦っていた。彼女にとって重要なのは任務を完遂すること。使命を全うするために愛莉は死地へ赴き続ける。この二人の出会いが、世界を回す歯車すらも打ち壊す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-15 00:07:31
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会話率:27%