橋本空は大学時代、喉に癌が見つかり治療の結果喋れなくなる。そんな時支えてくれた2つ下の幼馴染の美香と結婚し、奈美という女の子が生まれる。しかし、自分が喋ることができないせいで奈美は友達にイジメられる。空は美香や奈美と別れることを決意し、家を
出る。
一人暮らしが落ち着いた頃に奈美と同じくらいの歳の女の子を見かけその子に奈美の姿を重ねる。思わず立ち止まってその子を見ていると後ろからトラックに跳ねられ死んでしまう。
目が冷めたら地面は一面花が咲く野原だが、空は真っ白という奇妙な場所にいた。死んだのかと思いあたりを見回すと突如背後から絶対神ファウスという老神に話しかけられ異世界への転生を勧められる。その時にチートを渡すと言われ、授かったのは「言霊魔法」。
「君は前世で喋れなくなったせいで言葉の重みを知っておる。その魔法は魔力を使って話した事象を起こすことができる魔法じゃ」
という説明だけ受けて転生。
ランツァーノ辺境伯家三男のカルドとして生を受けた空は目立たないようにして生きていこうとします。しかし、「言霊魔法」のせいで目立ちまくり、美香がいるからと恋愛をしたくないけどいつのまにか周りには女の子が...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-21 22:00:00
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