修学旅行の帰り道、めんどくさそうにしている篝(かがり)と姉大好き灯(あかり)の双子姉妹は、深い霧に包まれた村に迷い込む。そこは、「血月村(ちづきむら)」――赤い月が空に浮かぶ、呪われた村だった。
霧の中に現れた人間、宮守(みやもり)は嫌そ
うな顔をしつつも、生徒たちに宿を提供する。
しかし彼は言った
「夜には出歩くな」と。
その禁忌を破った生徒達が美しい双子の吸血鬼に襲われる。
この村は双子の吸血鬼に支配された、呪われた村だった。
「篝、お前は俺のモノだよ」
「灯、さぁ、おいで僕の花嫁」
花嫁として選ばれた灯を助ける為、篝は双子の吸血鬼に立ち向かう。
因習村×サバイバルホラー×執着愛が見せる、現代ダークファンタジー
※カクヨム、アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 17:00:00
33602文字
会話率:32%
少年ロアは古くから続く『天才』の家系に生まれた唯一の凡人であった。一切の才能を持たず周りからは愚か者と笑われいくら努力しようとも決して天才と呼ばれる兄弟たちには手も足も及ばずその差は開くばかり、いつしか彼はその無力感と孤独感に絶望する。
し
かしそんなある日少年の前に双子の吸血鬼が現れる。本来敵対するはずの魔族と奇妙な縁で繋がった少年ロアの行き着く先は光ある栄光かそれとも闇に支配された破滅か。
新しい英雄譚が今、綴られるーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 02:29:02
41264文字
会話率:18%
※今のところ残酷描写等の予定はありませんが今後の展開も考慮して念の為R15で設定しております
―薔薇の印と1つの楽譜を巡るトライアングルラブファンタジー
大学に進学する二ノ瀬茉里は夢だったウィーンの音楽大への留学を叶える
そこで
茉里が出逢ったのは薔薇の印と呼ばれる運命の番を求める双子の吸血鬼キースとヒース
―祖母から受け継いだ楽譜が語るものとは
祖母から受け継いだ楽譜は双子にとっても特別な楽譜である事を知り、それは茉里の運命を大きく変える事となる
※作者より※
※物語の舞台としてウィーンの音楽大学が出て来ますが音大の設定は作者独自によるもので実在のウィーンの音楽大とはなんら関係ありません
※舞台をウィーンとしていますが物語の設定の都合上実際の風景とは異なる風景が出て来るかも知れませんがご了承ください
※あくまでも現代ヨーロッパ風の世界と思って頂ければ幸いです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 20:00:00
15152文字
会話率:20%