兄ジュリアンと兄の親友ダンとティナの三人の同居生活は、ジュリアンの婚約で終わりを告げた。
ジュリアンはティナに結婚しても一緒に住んでいていいと言ってくれていたが、ダンに恋しているティナはダンと離れたくはない。
そこで彼女はダンに申し出ていた
。
「私と契約結婚してください。」
一方ダンは年の離れたティナに抱く劣情に気付いたばかりで、これは距離を取るべきだと同居の解消を決めたばかりであった。
彼女の申し出に揺らぐ彼は、乙女が脅えるだろう言葉を返した。
「俺は結婚するならちゃんと夫婦生活がしたい男だ。」
ティナの瞳は輝き、ダンはいつものようにティナに押し切られた。
そこで彼は、ティナを愛しているからこそ、ティナに指一本触れないように自分を律することにした。
という、ダンが無意味な我慢を強いられる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-27 19:20:57
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