力の持て余し 小説家になろう　作者検索

　ハルアード、ジュナス、マルス、レイアの冒険者四人組は、依頼を受け遺跡の事前調査へとやってきた。 　現代では失われてしまった魔法を残す古代の遺物は、日用品から兵器まで数多くの方面で人々の生活に影響を与えている。それ故にどのような類の遺物があるのかという調査依頼だった。 　 　そこに無断越境の他国の兵士が居た事で状況が一変する。国からの依頼であるためそれを放置する訳にもいかず見張りの兵を無力化し、見張りをレイア、調査をハルアード、ジュナス、マルスで行う事になる。 　調査を始めてすぐにマルスがその遺跡の異常さに覚えがあるのに気付き、焦りながらも最奥まで辿り着く三人。そして、その危険さ故に一般には秘匿されている特殊な古代の遺物を発見する。 　冷静さを欠くマルスを宥めながら持ち帰る為の準備を行おうとしたところで、突然遺跡に衝撃が襲いかかる。そしてジュナスが特殊な古代の遺物に触れたとき、それが発動し異常事態を引き起こす。 　 　見張りをしていたレイアは敵の増援が危険人物あることを察知し、慌てて撤退の為に三人の元へと駆けつけるが、そこはまさに異常事態と呼ぶに相応しい状況であった。 　仲間の体の中身が違ったり、武器や防具に変わってしまったりと…… 　撤退は間に合わず、化物じみた強さの敵を相手にそんな異常な状態でも立ち向かうしかなくなるが、色々とジュナスがやらかしていた事が発覚する！ 　三人で一セットになったハルアード、ジュナス、マルスと、一人難を逃れたレイアは共に元の姿へと戻る手段を探し始めるが、それどころじゃないトラブルが次々と巻き起こる！？ 折りたたむ>>続きをよむ