また始まる日常劇場。主演・紡木詩織(つむぎ しおり)。脚本・神様。これがコメディのつもりなら、笑えない冗談だ────
イベント企画会社の社員として平凡な日々を送りながら、密かに占い師のアルバイトをしている紡木詩織(つむぎ しおり)。
彼女には、人の繋がりを運命の糸として視認し、切ったり繋いだり、変化させる事が出来るという特殊な能力があった。
その能力で人を助けながらも、出来るだけ平凡な人生を送るつもりだった詩織だが。ある日、軽い気持ちで占いに訪れた男性──橘和也(たちばな かずや)との出会いが、詩織の人生を大きく変えていく。
彼と結婚する運命で結ばれている事を知ってしまった詩織はその後、導かれるようにプライベートで再会してしまい、困惑しながらも次第に橘に惹かれ始める。
しかし、その頃から詩織の周りでは不可解な出来事が起き始めていた。彼女の能力が意図せず他人の運命を歪めていく。助けたつもりが不幸になったりと、詩織は自分の能力の在り方に苦悩しはじめる。
運命を変えてでも人を救うべきか、それとも運命に委ねて見過ごすべきなのか。
複雑な運命の糸が絡み合い、予期せぬ方向へと物語は展開していく。果たして詩織は、自分の運命に抗い、真の幸せを掴むことができるのか。それとも、すべては最初から決められているのか。
愛と運命が交錯する、ミステリアスでドラマチックな物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 07:54:00
72873文字
会話率:43%
少女シオンは村を魔物に襲われるが絶体絶命のところを青年に助けられる。だがその青年レインは五百年前から生き続けている化物で?!力を欲するシオンにレインは契約を持ちかけるが、その内容は最低限技術は教えるが、それ以上の手助けはしない。死なせること
はないが自力で強くなれというもので・・・。理から外れた青年と無力な少女の出会いから始まる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 18:05:14
1383文字
会話率:79%
西暦三二五四年、地球は三つの区間に区切られて存在していた。ザライン連合国、ゲイル連合国、オラクル連合である。
均衡を保っていた三勢力は、不可侵で成り立ってきた。だが、より己らが優位な立場に立とうとする人間の欲望から、新たなる争いへと、人
々は向かっていってしまう。
第四次世界大戦の序章である。
各国で「ABYSS」の開発が進められていった。
主人公「シーア」は、軍が運営する学院の生徒である。戦争が本格化すると、中立を保ってきたゲイルにも火の粉が飛ぶようになり、シーアはゲイル唯一のアビスパイロットとなる。そして敵国からゲイルを守るために、旗艦「ホワイトクロス」に乗り、ゲイルを守るために敵を撃ち落していく。
しかしシーアは、あるとき戦場で、敵国オラクルのアビスパイロットが、親友であったはずの「ナイト」であることを知ってしまう。
あくまでも「戦争を終わらせるための戦い」でなくてはならない、シーアたちゲイル連合。
世界の行く末は、学院生を中心とした、少年少女たちの手に委ねられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-30 17:47:28
162359文字
会話率:38%