剣の腕だけなら帝国最強の自負を持つ少年、ケンシロー・ハチオージ。宮廷騎士を志した彼は魔法が遣えないという理由でその夢を叶えることができなかった。
宮廷画家を志した少女、ララ・ヒルダ・メディエーターは画才があるにもかかわらず、とある理由でその
夢を叶えることができなかった。
そんな二人は嫌々ながら就くことになった職場『異世界画材店未来堂』で出会うことになる。
出会い、縺れ、揺らぎ、戦う。
――仕事は別に好きじゃない。ただ、大切なだけ。
画材を作って売る仕事。素材調達の旅もまた、かけがえのない冒険のひとつだった。
二人によって運命は切り拓き、描き出し、紡がれ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-23 06:30:45
578299文字
会話率:49%