「たしかに今世は恋がしたいって言ったけど…ちょっとコレは聞いてません」
稀代の悪女と呼ばれ、ぼっちだった前世の記憶をもつ令嬢・リーフェ。今世では力を封印して穏やかな人生を送っていたが、なぜか突然婚約者に忘れられ、その結果家を追い出されるこ
とに。
そんなリーフェに手を差し伸べたのは大国の皇太子・オリヴェル。ひょんなことからかりそめの婚約が結ばれたはずが、彼はリーフェをまるでずっと前から知っているみたいに甘やかしてくる。
「君が思い出せなくてもいい。ただそばにいてくれれば」「!?(待って、たしかに恋人がほしいって言ったけどなんでこんなことに?)」
これは、前世で悪女と恐れられたヒロイン(※誤解)が、転生後はなぜか溺愛されて戸惑いつつ幸せになっていくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 00:34:36
143486文字
会話率:45%
鄙びた田舎の村の村長の娘、ミュリエッタには途切れ途切れながらも、前世の記憶が有った。
今とは全く違う派手な容姿で、老若男女問わず破滅に追いやった、傾国の悪女ルミエッティの記憶。
多分碌な死に方をしていないので、今度は恨まれないようなるべく善
良に地味に誠実に生きることにした。
しかし、ミュリエッタの住む国に突如攻め込んできた『怨霊王子』と名乗る男からの迎えで、地味な生活が破綻しそうになる。
多分前世の関係者だろうが、誰なのかサッパリ分からないミュリエッタはしらばっくれて逃げようと藻掻くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-18 18:02:28
19231文字
会話率:31%