揺り籠から墓石まで、身の回りのあらゆる道具が付与術により精霊を宿し、魔道具となっている、イオタ帝国。
その術師のエリート家系に生まれ、魔道具をこよなく愛する少年の、10歳で明らかになったスキルは…… 高位な付与術どころか、誰も聞いたことのな
い「剥奪術」というものだった。
「不吉の兆し」「一族の恥」
少年コーダは、亡き者とされて火精家から絶縁されてしまうが、その背景には秘密が。
そして、剥奪術の力は、魔道具から精霊を引きはがすというだけでなく、いくつもの可能性を持つものだった……
行き当たりばったりな少年と、振り回される周囲の人々のドタバタ劇です。
2018.12.1 完結しました!
同じ世界の「理屈っぽいゲーマーが、精霊の国を作るに至った物語」(第五章以降)とクロスしています。
https://ncode.syosetu.com/n5532ep/
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 16:27:37
318110文字
会話率:38%