雨が降る、六本木で複数のアメリカ人達が追跡劇を繰り広げていた。
追跡をされていたのはアメリカ人の技術者のエディ・レイモンド。
中国の対外諜報機関である中央軍事委員会連合参謀部情報局に情報を売っていたところを捕縛されようとしていたが
中国側の手引きで逃げ出し、追手を振り切り、中国大使館へと逃げ込むのであった。
その逃走劇の一方で、小笠原諸島勤務から本庁総務部に移り、公安部の業務から離れ、警部から警視へと昇進をしていた、四条彩音は大学時代の同級生であるフリーアナウンサーの日下部涼子と会食をしていたが、そこに総務部長の岩垣から公安部復帰の打診の電話が来て、明日に公安部のある本庁十三階へと向かえと下命される。
そして、そこから彩音は対中国の専門部署である公安外事二課への異動が決まり再び、国家を揺るがす大事件に相対すのであった。
常識外れの悪漢出世亡者の女警察官が現場へと戻り、今度は大国間のパワーゲームへと挑む、四条彩音シリーズ第二弾。
ついにスタート。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 23:00:00
13920文字
会話率:37%
ある夏の日に関谷弘純は〝主〟と電話をしていた。
その内容は秋に行われる、野球国際大会で駐日アメリカ大使、ジョセフ・ダグモンドを爆弾で暗殺するというものだった。
関谷はイスラム国、通称、ISに忠誠を誓っていたのだった。
一方、それから
数か月後、石川県の金沢港では海外のマフィアの麻薬密輸を感知した警視庁公安部外事四課が警備部の特殊部隊であるSATを引き連れて、マフィアの制圧作戦を行おうとしていた。
そこにはSATを指揮する警備一課長から非難の目線を浴びる、小早川彩音警部がいた。
最速ペースで昇進を続ける、型破りの常識外れな悪漢女性警部が日本を揺るがす、テロ事件に挑む、警察小説の短編一話が開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 23:00:00
13596文字
会話率:42%