騎士団に捕らわれ、古い塔で監視されている魔女ルナには目的があった。それは親切な騎士エドガーを誘惑し、塔の内部を知ること。エドガーはルナを本気で愛してしまうが、ルナには秘密がある。
彼女は戦によって滅ぼされた国の王女だった。敵国の騎士であるエ
ドガーを利用するつもりだったが、やがてルナもエドガーに惹かれてしまう。
ルナにとって敵国の王太子であるリヴァルスは、美しい見た目だが冷酷な男だ。リヴァルスはルナの正体を知ると、自分の屋敷にルナを幽閉し、王国の平和の為に自分と結婚するよう迫る。ルナは政略結婚を受け入れるが、エドガーへの気持ちを忘れられないルナは苦悩する。一方のエドガーはルナを救うためにリヴァルスの弟アシュトンを頼る。
そして訪れたルナとリヴァルスの結婚式当日、ある事実が判明する──
5万文字程度の中編になります。シリアスな恋愛ファンタジー、ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 12:33:47
50772文字
会話率:43%
セレスト王国にあるマイヤー伯爵領には生まれた時から塔の檻へ監禁され、虐げられ続けてきた少女がいた。
少女の名はセシル。
セシルは日々義母やメイドから憎悪や憎しみを向けられ虐げられ、父親からは歪んだ愛情を向けられて育ったことで徐々に感情や表情
を失っていった。
そんな檻での生活の中でセシルのたった一つ心を揺さぶることは本を読むことだった。毎日檻に投げ込まれていく本を読み続け、セシルは知識を豊かにしていく。
そんなセシルは出られないことが分かっていながらも、密かに本で見た外の自由な世界に行くことを夢みていたのだ。
ある日、虐げられ続けてきたセシルの願いは叶わず死ぬと思ったそのときーーーーーーー
セシルはセレスト王国の王太子ウィリアムによって檻の中から救い出される。
助け出されたことで初めて外の世界へと出たセシルは多くの人と触れ合い、学び、関わりながら少しずつ感情を取り戻し、愛を知っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 05:00:00
204551文字
会話率:60%
リーズレット伯爵令嬢の侍女であるディデアは、ひょんなことから王太子スカイの婚約者役を演じることになる。
最初はスカイに反発心を抱いていたディデアだったが、彼の内面や国王との複雑な事情を知ることで、その反発心はしだいに薄れていき……。
しかも
王都で発生した吸血鬼事件の犯人が、もしかしたらディデアの母親を殺した仇かもしれなくて……?
主人である伯爵令嬢に忠誠を誓うけなげな侍女と、悪魔の王子と呼ばれる冷酷な王太子が織りなす、ラブ&コメディー&シリアス!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 20:00:31
82077文字
会話率:42%