「君を捕まえに来た」
誠実の騎士と呼ばれるエピメディウムはミモザにそう告げた。いつかこんな日が来ると覚悟していたミモザは、己の罪を自覚していた。悪いことをしていると分かっていても、立ち止まることはできなかった。だからそのときが来たら…彼が捕
まえてくれるなら、潔く捕まろうと思っていた。ただの花屋と客の関係でいられなくなっても、彼が捕まえてくれるなら…そう思って罪を認めたミモザだけど。
「では騎士団員27人の心臓を打ち抜いて恋の奴隷にした事実を認めるんだな」
「なんて??」
それは知りません。
好きな人が捕まえてくれるなら罪を認めようと思っていたのに、好きな人が全然違う罪状で突撃してきて困惑するお話。
※氷雨そら先生主催 愛が重いヒーロー企画参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 12:00:00
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会話率:30%