サービス開始から五年でゲーム内の人口が十億人を越えたフルダイブ型VRゲームがあった。
そのゲームの名は【WORLD CREATOR】
広大なオープンワールド世界で、圧倒的な自由度を売りに人気を博したこのゲームは、剣や魔法も存在するファン
タジーな世界観のゲームだった。
コンセプトは自由な世界。そしてそこで、仲間を作り、町を作り、国を作り、自分だけの世界創造を成し遂げる事だ。
この世界には五つの最上位クラスがあった。
その中の一つ、クラフト系最上位クラスである【クラフトマスター】の冠位を得て、個人プレイヤーでは世界序列3位、建国した国はゲーム内国家序列1位にまで登り詰めた、天才クラフターがいた。
彼の名は【八乙女 愁】
日本有数の財閥の御曹司である彼は、幼い頃に脳以外の身体の機能が徐々に衰えていくという不治の病に冒される。
病気が発覚してから命尽きるまでの約七年間、延命のために全ての時間をVR空間で過ごすことを選んだ。
ゲーム内では家族とも呼べる仲間たちと共に、数々の偉業を成し遂げ、余命を迎えた愁は沢山の仲間に看取られながらこの世を去った。
しかし、愁が再び目を開けると、そこには見知らぬ世界が広がっていた。
状況も飲み込めない愁だったが、そこである一人の亜人の少女と出会う。
その出会いから始まった新たな道、新たな目的、それを達成するべく愁は新たな一歩を踏み出した。
亜人に対する種族差別が横行するこの世界で、虐げられる亜人達を救うべく、かつて最強と吟われたクラフトマスターが立ち上がる。
異世界に新たな国を、新たな秩序を、新たな世界を、クラフトするために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 10:20:03
1542761文字
会話率:42%
突如1つの世界が崩壊した。そして、その崩壊はその世界だけに留まらず他の世界をも巻き込み、合計18個の世界が崩壊した。神はそれを見て可哀想だと思い18個の世界を再生させた。しかし、その再生は完全とはいかず、それぞれの世界に矛盾が生じてしまった
。矛盾を放置すると、それは世界を崩壊させる原因となり、再び多くの世界が崩壊すると思った神々は、神見習いを世界に送り矛盾の解消を命じた。その神見習いは、特別な冠位として矛盾探求者を与えられ世界に送られた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 16:39:35
1024文字
会話率:69%
「ワタル、テメェは今日限りでクビだ」
長年一緒に働いていたギルドマスターからもたらされた『解雇通告』にワタルは開いた口が塞がらなかった。
結成当時、C級ギルドの地位に甘んじてはや十年。
雑用係として同じくらいの時を陰ながら支え、ギルドメン
バーの素材を『管理』してきたのにこの仕打ち。
ようやく念願のS級にまで昇格したギルドにもっと貢献しようと思ったのに――
「なんで俺が解雇されなきゃなんないんだ。いままで上手くやって来ただろうが」
「それはテメェの固有スキルが『自己管理』なんて使えねぇものだからだよ!! 素材を管理するだけしか能のない奴にこのギルドにはふさわしくない。だからやめろ!!」
「お前、それでも冒険者かよ!!」
たしかに固有スキル『自己管理』は役立たずのダメスキルかもしれない。
だけど、よりにもよって冒険者が素材をないがしろにするなんてありえない。
雑用だからこそ譲れないプライドがある。
だが横暴ともいえるギルドマスターの言葉によって強制的にギルドから『追放』されたワタルは街を彷徨い、とあるボロボロなギルドの前で立ち止まる。
そこに書かれた『人材募集! 未経験大歓迎!』のチラシ。
そうして拉致されるようにギルドに放り込まれれば。
そこで出会う近距離弓使いの『不良少女』に大盾『獣人少女』に『おっとり聖母』系大剣使いのパーティーが。
ひと悶着あり『ダンジョンを踏破しボロボロのギルドを有名にする』ことを目的とする彼女たちに協力することになったワタルは試験と称してダンジョンに強制的に連れられ『仕分け人』としての能力をいかんなく発揮していく。
そして待ち受けるダンジョンでワタルの『固有スキル』は輝かしい暴走を遂げ――。
これは冒険者に憧れ、ギルドの雑用係に甘んじた青年が『追放』され、手にした『可能性』をもって『我がまま』に全ての居場所を手にしていく逆転の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 20:30:23
178596文字
会話率:34%
魔術という神秘が渦巻く現代社会の裏側で、暗躍する暗殺組織『アサシン・マスカレイド』。幼少よりそこで改造手術と洗脳を施され、アサシンとして生きる事を強いられていた青年―――コードネーム『ジャック』。彼は短剣を扱う凄腕の暗殺者として、内外から『
切り裂きジャックの再来(ジャック・ザ・リターン)』と呼ばれ、組織内における幹部相当の地位である冠位の七位を与えられていた。
だが、彼はある時生きるためだけの殺人が、命令に従うだけの人生に嫌気がさして脱走を試みる。深夜の逃避行、追跡する同族たち、闇夜の摩天楼で始まった骸の舞。同じ運命を背負わされた暗殺者との死闘の果てに、彼は悪魔の少女と邂逅する。紺青の夜に起きた、一瞬の逢瀬がジャックのさだめを変えようとしていた。
こちらは2020年4月にpixivへ投稿した、現代ファンタジーです。若干の修正に加えて、読みやすいように細分化して掲載していきます。
pixiv版URL
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 04:10:10
38188文字
会話率:53%
主人公ルイは生まれつき特殊な眼である双視の魔眼を宿していた。双視の魔眼は視界に映った人間の視界を覗くというもの。その能力によって全ての人間を食料として視ていた悪魔と出会ってしまう。そして、殺されてしまったルイは別世界に転生してしまう。そして
自分を殺した男を探す為、そして自らの生きる意味の為に別世界で生きることを決意する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 09:26:53
4539文字
会話率:48%
今から500年ほど前に世界各地に魔獣と呼ばれる異形な存在が出現し始め、その魔獣は人間を食い殺し、世界人口の約2分の1が魔獣によって殺された。
魔獣は銃や戦車による砲撃などの兵器を使用しても大したダメージを与えることができず、人類はなす術
なく滅亡の危機に陥れられた。
しかし魔獣の出現と同時期に魔法という異能の力を持つ人々が現れ始めた。
魔法を扱える人間の数こそ少ないが、魔法による攻撃は魔獣にとって有効なものであるとわかり、各国で魔法を使えるもの達を集め、魔獣の討伐組織が結成された。
その組織の名は魔法省。
中でも最強と呼ばれる上位10人が冠位の10人(グランドマスター)とよばれており、今においてはヒーローのような存在だ。
そして現在、とある高校生入江康太もそんなヒーローに憧れ、魔法省への入るのを夢見る男子ではあるのだが、残念なことに彼には魔法が扱えない。
世間の人から見れば魔法を使えない=一般人という方程式が成り立つのだが、彼にはそんな常識とはかけ離れた「力」を持っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 20:59:44
75794文字
会話率:37%
――御神楽一式【ミカグラヒトシキ】。
明治の中頃に発祥し、その後詳しい話の知れない謎多き一刀流。
その多くが謎に覆われている理由は、一刀流とは表の顔であり、その本質が退魔師のそれであるからだった。
その後退廃し、消えたと思われていた
この剣術であるが、現代日本にその剣術はひっそりと身を潜めていた。
藤井弌【フジイハジメ】。
それこそがその担い手であり、夢より異世界へと誘われた一人の、今も猶現存する侍の血と退魔師の血を両方引く少年である。
夢より誘われた弌は、血と炎、鉄風雷火の異世界を駆け抜ける。
唯代々引き継がれて来た多くの技が通じるのか、それを知るためだけに。
求めるのは――未知と空位の座なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-11 13:13:47
1790文字
会話率:16%
幼少期に人を殺すための剣術を学んだ主人公、鶴賀啓都は地蔵に躓き、蹴り壊してしまう。その地蔵は実は神代――神の住まい――で、そこに居た疫病神は腹いせに啓都を神代とした。啓都は仕方なく疫病神をヤクビと名づけ家(自分の中)に置くことにした。
こうして永い眠りから目覚めたヤクビは啓都にあらゆる不幸を呼び込む。このままでは確実に死ぬ、そう考えたヤクビは啓都に幸運を引き寄せる数珠を渡す。
しかし、その数珠にはデメリットもあった。装着者の寿命を糧とするのだ。その説明を受けずに着けた啓都の元には、卒業式終わると同時にポックリ逝ってしまいそうな寿命とドジッ子演出ができる程度の不幸が残った。
時を同じくして、ヤクビに魔の手が差し掛かる。
日ノ本の神々が住まう世界タカマガハラを拠点とする組織『冠位拾七階』。
冠位拾七階は人界アシワラノナカツクニを掌握せんがため暗躍する。しかし、ヤクビが目覚めたことで目的の成就が叶わなくなってしまった。
ヤクビを消そうと様々な神を人界に送り込む。
こうしてヤクビは自分の狙われる理由を、啓都は己の寿命を求めてお互いに協力していく。
啓都とヤクビは冠位拾七階の野望を阻止し、寿命を元に戻す能力を持つ神を探しにいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-20 22:06:28
3850文字
会話率:31%
聖徳太子と小野妹子の日常について。
ある日の自称、イケメン太子と、毒舌な冠位5位の妹子が繰り広げるはちゃめちゃなお話。
ちなみに史実とか、作者の篠原は歴史苦手で知りません。もはや名前だけ、そう、名前詐欺。
最終更新:2012-08-09 22:40:49
2110文字
会話率:51%