「避妊の魔法をかけてあるから、それを解除しなければどう扱ってもらっても構わない。ただし死なすのはダメだ」
「はっ、随分だな。くっくっく」
感情を感じられない偉そうな男と、下品な男の会話が薄い壁越しに聞こえてくる。
ここは辺境の森にある冒険者
のアジト、らしい。
やっている事は冒険者と言うか、野盗の類かもしれない。
その後、二三話した後、1人がこの家から出ていく気配がして、もう1人がこの部屋に入ってきた。
「つーわけだから、しばらくはよろしく頼むぜ、お嬢様よ。はっ」
王都から追放されて森の奥で軟禁状態にされる令嬢のお話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 22:04:39
3305文字
会話率:47%