キュリアス王国という大国でしがない郵便局員を職業としているロロは、ひょんなことから五年前の手紙の処理をする様にと頼まれた。
届け先、送り主が分からない手紙は五年間保管したあと、中身を検めて届け先、もしくは送り主に送り返すことが決まりとな
っていた。
貴族たちがやり取りする手紙が発見されないように同時に投函されるダミーの手紙を仕分けたロロは、処分する手紙を焚火に投げ入れる。
その時、投げ入れた一枚の手紙から文字が浮かび上がった。
初めて見た炙り出しの手紙に興味を持ったことがきっかけとなり、この冒険は始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 18:00:00
104668文字
会話率:30%
最初に感じたのは、雨の冷たさだった。
記憶を無くした少年が目を覚ましたのは、とある静かな森の奥。
冒険のきっかけは少女との出会いと、ちょっとした気まぐれだった。
幾多の人々との出会いと別れ、旅の果てに、少年は何を見るのか?
剣と魔法、異
世界の冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 20:55:53
245062文字
会話率:43%