三遊亭円朝。寄席で落語を語る日々だが、ひとたび江戸に難事件が起きれば剣をその手に闇を斬る。全22話。根津神社には化け物が出るという。剣豪を自称する黒田藩士の正之進は、居酒屋に勤めるお弓を警護する約束を交わすが、さっそく根津神社の森に化け物が
現れた。かたき討ちのために江戸にやって来た正之進は、辻斬りと勝負に及ぶ。化け物退治と、辻斬りと、かたき討ちに、落語家・三遊亭円朝は何を語り、何を斬る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 17:10:23
1312文字
会話率:11%
日本には昔から、噺家という商売がありました。
今で云う落語のはしりですが、
その原型は通りの辻々に立って人々に向かって
面白い話や噂話や仏教の説法などの辻説法や
御伽衆(おとぎしゅう)と呼ばれる人の世間話
だと言われています。
それが、や
がて事件を瓦版(今で云う新聞)を
配りながら字の読めない人々に読んで聞かせる
職業になり、落語家なる人々が登場します。
今日はその中の伝説の噺家と呼ばれた人のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-17 01:45:48
3259文字
会話率:3%