明治三十五年(一九〇二年)一月、青森県の八甲田山でのできごとである。
雪山の行軍訓練をしていた二百名ほどの陸軍中隊は、その九割以上が凍死する大惨事となった。
これは八甲田山事故を題材にした小説を書こうとする青年のお話です。
公式企画『秋の歴
史2023 テーマ:食事』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 00:00:00
10108文字
会話率:29%
雪山に、人魂。
何が哀しくて現れるや、冬の闇。
ぼうっと人影が、宿場町でも現れる。
季節を限らず、ここは、闇の世界である。
最終更新:2021-01-03 20:00:37
740文字
会話率:0%
駿河八甲国内の山奥で発見された巨人・識別名称「七福《第零未元番台》」。
傾国との間で起こった「戦争」。
駿河八甲国が開発した『六縁機』。
悲運の出自を背負うキエロー=初目はスナジリア島に住む異国の血を持った少女である。
彼女はあ
る日、”謎の少年”と出会い、その運命を大きく変えることになる。
――――少年の名は麓孫(ろくそん)。六縁機が一人…… 『弐鷹の麓孫』であった。
『伍煙草』の裏切り。仕組まれた罠。
全てを失った時に残るものは、希望か? 絶望か?
真実を携え、少年と少女たちは歩み始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 23:16:48
114995文字
会話率:28%
それは、いつになく寒い日のことである。雪の降り積もる中、少女たちは放浪するように歩く。
最終更新:2014-12-28 19:49:21
6400文字
会話率:73%