乙女ゲームの悪役令嬢に転生したクラリッサ・ベルフィーユ。
未来は見えている。そう、断罪され、婚約を破棄され、華麗に退場する――それが“私”のルート。
だからこそ、準備は完璧。旅装、別れの手紙、追放後の生活資金まで用意して、私は「断罪イベン
ト」に挑んだ。
だが王子は言った。
「クラリッサを侮辱する者は、僕が許さない!」
──は?
断罪されるはずが、まさかの“全肯定”。
ヒロインは追い返され、私はなぜか王子に溺愛される羽目に。
逃げても、銅像が追ってくる。夜逃げすれば、先回りされる。どうしてこうなったの!?
この物語、どこで間違えたの!?
全肯定バカ王子×逃げたい悪役令嬢が織りなす、予定崩壊ラブコメディ。
悪役のはずが主役に!?
そんなの聞いてないんですけどーーー!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 23:38:29
7362文字
会話率:47%