とある連続殺人事件。犯行は夜、被害者は全員失血によるショック死。美花子の家族は殺され、自身も死にかけていた。
しかし、夜明けに現れた吸血鬼、紅一郎に延命され、その代償として美花子は吸血鬼になった。
紅一郎とその弟の仕事は掟を破った吸
血鬼への処罰。連続殺人事件の捜査もしていた彼らは美花子を唯一の目撃者として保護した。
恋に落ちた美花子と紅一郎。
だけど、吸血鬼同士の恋愛は禁忌だった。
太陽が天敵の吸血鬼にとって夜明け(daybreak)は絶望。
でも二人にはそうでもなかった。
そう思えたら良いんだけど。
14年前の手帳に残されていたミステリーでもホラーでもないただの恋愛小説。
少女は何気なく読んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-20 21:40:32
6262文字
会話率:21%