「本の修理に、参りました」そう言った僕に、彼らはいつも驚くのだ。
皆さんが昔読んだことがあるであろう、物語たち。
もしも、ある日、その本の内容が、変わっていたら。
もしも、その物語の住人達が、困っているとしたら。
物語の、終わりがく
るはずなのに、終わりがこない。
そんな、困った、を解決するのが、
郊外にひっそりと佇む、一軒の潰れそうで潰れない古本屋。
修復屋リコルヌ。
またの名を、修復屋 一角獣。
彼らは、人知れず、不思議な本を修復する、世界でたった一つの、本の修復屋なのです。
この作品は、「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 20:00:00
25730文字
会話率:59%