私は1Fで原発復旧作業の放射線管理をしている青成瓢太(以後瓢タン)といわきの居酒屋とか寮の部屋とかで飲むことがあった。瓢タンの話は例え話を交えて、しかも酒の力によってどこまでが事実かどうか、作り話のようにも思えるが、それなりにリアリティもあ
って面白くもあった。
当時の話を比較しながら、昨今聞いた酔夢譚を並べてみた。
当初は福島第一原発、福島第一、通称1Fの問題は使用済み燃料の撤去、デブリに触れる放射性廃液を止めること、が優先だった。使用済み燃料を放置していると冷却水が止まった時に再度メルトダウンの可能性があるし、デブリに触れた地下水は放射性汚染水となって、その放射能を除去するための処理設備が必要になるし、除去した処理水は海へ放流しなければいけない。デブリがあって地下水が止まらなければ永久に処理水の放流が続き、関東の消費者不安が原因となり福島県の漁業に支障を来す。実際に処理水放流まで10年経って徐々に福島漁業は復活していったが、処理水放流以後に事故前に復活が遠のいた。
事故後の時点では県としては、原発など見たくもない、原発に騙されたというアレルギー反応的な思いから原発を見えなくなるまで跡形もなく撤去することが要望だった。また福島県の汚染したエリアのうち市街地や田畑は除染し、その除染土は帰還困難区域に一旦移動することは許すが、期限が来たら福島県から撤去することが国との取り決めだった。
しかし15年経とうとしている現在では、1Fの撤去工程は絵に書いた餅のごとく先が見えない。凍土壁は失敗してデブリに触れる地下水は止まらないので処理水も止まらない。また福島県の除染は市街地と農作物の田畑で、農作物は事故前にほぼ戻ったが、原野と山林は未除染のままである。そのため山菜の特に茸は全面的に出荷制限中である。
そろそろ県側もこの福島の大地の物理学的事実や1F復旧の技術的に困難な事実を見つめなおして妥協点を探してみたらいかがなものか。
要は15年経ってみて、過去の事実は変わらないが、行く末を占う諸般の事情が異なってきた。
そう思いながら、私は瓢タンと酒を飲みながら過去の話を再び面白おかしく聞くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 23:10:39
43856文字
会話率:20%
見えない覚悟は、幻影のままなのかもしれない
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最終更新:2025-03-29 11:42:52
552文字
会話率:0%
UnityとAIでゲーム作って、半年で1万円稼げるのか? そして時給はいくらなのか!?
をUnity初心者がやってみたいと思って挑戦した企画。
2024/8/29の半年後、2025/2/28に企画は終了する。
それまでに口座に振り込まれた
累計金額が1万円を超えるか、届かないか。
毎週更新でAIに質問してゲーム開発するところをテキストや画像で投稿予定。
見切り発車でまだ先が見えないけど、なんか面白そーと思ったらフォローと結果予測コメントお願いします!
興味持ってくれたら、一緒にAIでゲーム作ろう皆のもの!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 21:05:14
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会話率:2%
雑踏とした雰囲気が流れるこの街で、異端の雰囲気を持つのはこの場所だけだった。建物に、上へと続く先が見えない階段が一つだけついているだけにも関わらず、見張りの屈強な男がガシリと二人構えている。整った顔つきの黒髪の男はその二人に気にも留めずに二
人の間を通った。男二人はチラリと男を見たが、何も言わずに再び前を見据えた折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-08 11:35:48
25220文字
会話率:50%
君たちはシュレディンガーの猫を知っているだろうか。物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが脳内で実験を行った、所謂思考実験に値するものだ。
「一定確率で毒ガスを放出する装置と一緒に箱に入れられたネコは、蓋を開けて観測するまで生きた状態と死
んだ状態が重なり合っている」
これがみんなの耳にするものだろう。そして、それは「観測するまで物事の状態は確定しない」という考えの量子力学の考え方を説明するものとなった。
つまり、これは要約すればエルヴィン・シュレディンガーが量子力学の確率的表現を巨視的に見ると矛盾に陥ることを「シュレーディンガーの猫」の思考実験で表現したのだ。
確率は5部5部かもしれないし、もしくは4.6だったりするかもしれない。
不確かなもの。
先が見えないもの。
観測出来ないもの。
例えばの話だ。この理論通り行くと、何度もこの実験を繰り返したとて、確率は一定では無い。つまり、運命が揺らぎ兼ねない。
かと言って、全く同じ結果なこともあり得る訳である。未知数である。こうなれば観測出来ない。
何故ならそれは不規則に起こりうる事だからだ。
そして、そんな特殊な思考実験論は決して、非現実では無いことを俺は知ってしまった。知ることになっちまった。
いや、まあ。なってしまったものはしょうがないけども、是非この問題をエルヴィン・シュレディンガーに聞きたかったものだ。
だが、時には思考実験の域を出る事になる。これは、俺の日常を描いた物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 17:00:00
47796文字
会話率:41%
究極下水生物やヒスハラの神父、時計を止める能力者に勝利(?)したナツメたち一行が引き受けた奇妙な依頼は、高校生活を送るというものだった。ところがアルファだけはそれを断り、残念がるナツメ。
一方いろはの父カグツチは座美屋の後継者である定春に接
触し、その奇妙な能力に驚く。
クニ国に暗躍する黒幕とは何者なのか。
先が見えない物語のはじまり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 00:24:44
25944文字
会話率:82%
今年から高校生になった、山岸良一。
彼の家庭は家庭内での暴力が酷く、学力も身体能力も何も無かった。
家に帰れば、親に怒鳴られ、蹴られ、殴られ。
自分がいつどうなるのか、行く先が見えない生活を送っていた。
そんな毎日を送り就職しろと中学校
を卒業してから親に言われたが彼は、高校に行きたいと親に土下座をして学費が最も低い高校に入学することになった。
入学できたから、嬉しいも何も無いが春休みが終わり。
入学式があり、自分の教師の顔を初めてみた。
クラスでの初めての学活があり、そこで教師が言い出す事に彼は驚愕するのであった。
現代社会で起きる様々な出来事を組み込んだ、学園ストーリー。
これを、読んだ後のあなたが変わってくれることを信じて。いじめなどに悩まされている、子供たちに送る...。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 20:58:26
5417文字
会話率:43%
先が見えないもどかしさが
なによりの楽しみさ
キーワード:
最終更新:2023-08-02 19:35:40
239文字
会話率:0%
先が見えない、ゴールはどこなのか誰にも分からない。
キーワード:
最終更新:2023-06-05 19:31:58
662文字
会話率:0%
先が見えない。
人生において、それは誰しも同じことだろう。
辛いとか悲しいとか、被害者ぶるのも良くないのだと思う。
でも、誰かが側にいてくれるなら。
誰かが共感して「そうだね」って一言くれるなら。
もしかしたら、少し楽になるんじゃないかと
思った。
私でない誰かが、代わりに人生を振り返ってくれるなら。
私でない誰かが、代わりに将来を考えて進むべき道を準備してくれるなら。
どんな未来が待つか分からなくても、怯えて一歩も進めずにいる今よりはマシなんじゃないかと思った。
なあ、代わりに私を背負ってくれるかい。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 06:00:00
181954文字
会話率:9%
男がいる。
下手な刀をやたらめたら振るっては、叢から出てきた兎に腰をぬかし、ああ!これは我を恐れた天魔による呪いである!と抜かす男である。
これはそんな男の先が見えないつまらない旅路を描く、ガラクタのような物語である。
最終更新:2022-11-23 10:10:57
791文字
会話率:0%
「勉強、勉強、勉強。」
俺は学生時代あらゆることを全て勉強に費やしてきた。
周りもドン引きするぐらい勉強した。
友達も数人しかいない。
家族とは少ししか話さない。
休みの日はずっと家に篭る。
そんな生活を送っていたある日、俺は朝起きたら周り
が真っ白の部屋になっていた。
先が見えないのか、それとも狭い空間内にいるのか、よく分からなかった。
勉強をしていないせいか、若干手足が震えてきた。
ここまでくるともはや依存性と言っても過言では無いだろう。
そんなことを思いながら、俺はある日友達が話してくれたことを思い出した。
「おめえさぁ、ちょっとは休めよ!いつか死んじまうぞ!たまにはよぉ、異世界とか魔法とか勇者とかゲームとか夢見ようぜ!」
思い出した途端、頭に大量の情報が流れ込んできた。
『異世界』『魔法』『勇者』『ゲーム』に関する情報だろう。
俺はワクワクというものを覚えた。
ワクワクをもっと知りたい。
他のこともやってみたい!
俺は人間になれた気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 18:01:28
4516文字
会話率:37%
妻に浮気され立ち直れない中年男と、イジメにあい上履きで電車に乗っていた女子中学生は、勇者召喚に巻き込まれ中世ヨーロッパ風異世界に転移してしまう。魔法が存在する新天地でチートな冒険譚が始まるかと思いきや、中年男は加護なしの無能、少女は異端扱
いされて、命を狙われることに。異端とは何か? おっさんの中途ハンパなミリオタ知識は果たして何かの役に立つのか? 何も先が見えないまま、とりあえず親子ほど歳が離れたふたりの成り上がり逃走劇が始まった!
剣と魔法の異世界で、なぜか始まる近代戦。おっさんの魔法銃が火を吹いた時、世界の運命が急転回し始める。
☆週に1回程度、更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 20:40:43
244853文字
会話率:35%
剣はもはや時代遅れ、魔法は殆ど失伝。剣と魔法の時代が終わり、銃と蒸気の時代が始まろうとしていた
そんな中、大国フランコルム帝国は僻地に僅かに生き残った飛龍を4頭集め、近衛飛龍隊を結成した
ベテラン下士官、没落貴族令嬢、万能の科学者
、少数民族の漁師、年齢も身分も経歴もバラバラの飛龍乗り達は、飛龍に乗る事に無常の喜びを抱きながら飛ぶ
彼らの周りで巻き起こる事件、任務、人間模様は全て手探りで、時代と同じで先が見えない。しかし、飛龍隊は今日も飛ぶ
これは少し剣と魔法で、少しスチームパンクな、そんな仮想世界ファンタジー
もし飛龍が実在したからどれ程の軍事的価値があるのか、こういう出自の飛龍乗り達が集まるとどんな事が起きるのか、という視点に重きを置いて書いています
第3話から7話は人員集め、8話から12話は訓練、第2章に入って本格的な任務は13話からです
11月15日(月)0時に第2話から7話までを投下。以後同日より毎日12時に1話ずつ投下し、18話で一旦完結となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 12:00:00
170461文字
会話率:48%
神が偉いと誰が決めた?
魔王が強いと誰が認めた?
この物語は、神と魔王の戦いに巻き込まれ抗う、後に英雄と呼ばれた若き学生達のジュブナイル伝記である。
スポーツ、文化、芸能、様々な分野で活躍する若者の育成に力を入れている明勇(めい
ゆう)学園。
卒業生、時雨岬(しぐれみさき)は学園長である祖父の後を継ぎ、海外留学から帰国後史上最年少の学園長となる。
そんな矢先、生徒を狙った通り魔事件が発生する。
学園の一年生で真田流古武術継承者の真田充之(さなだみつゆき)は、幼馴染でスポーツ万能オタク美少女の加納千晶(かのうちあき)と、その友人である御堂柚子(みどうゆず)と共に世界を滅亡へと導く大きな陰謀へと巻き込まれてゆく。
岬の父、進(すすむ)博士によって開発された異世界転送装置レナス(LegendNavigationSystem)により、世界中の伝説や伝承を体験し、成長してゆく若者達。
時を越えた恋と友情と熱い闘い(バトル)の末、彼らは未来を救う事ができるのか。
注意
この作品は第三者?の視点から書かれています。
読者のあなたが主人公を決めて読むとまた違った意味で面白いかも。
筆者、スマホからの書き込みなので、携帯ユーザーにも優しい小説となっております。
こんな方にお勧め!
先が見えない展開を求める方。
乱立するフラグに掻き回され、後にここで来たかぁ! と相槌を打ちたい方。
ストイックな方。
恋愛が下手な方。
主人公の成長物語も好きだけど、俺TUEE! って無双するのが好きな方。
美少女キャラと美男子キャラに免疫のある方。
変態キャラに免疫のある方。
窓際で一人静かに佇むのが好きな方。
妄想に浸りつつ、キャラの台詞に声優さんの声を当てながらニヤニヤしつつ楽しめる方。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 19:53:43
666624文字
会話率:43%
会社内で上司からパワハラを受け続ける30歳の会社員――渡辺 武(たける)は、女性と付き合った事も無ければ、人に言える趣味も熱意も無いただの万年平社員だった。
そんな先が見えない武にも、ある日一条の光が差し込むことになる。
それは、以前か
ら登録していたマッチングアプリを通して、1人の女性と出会ったことによって。
”UI(ウイ)”と名乗るその女性は、武の凍った心を優しい言葉で癒してくれ、遂に実際に出会う予定まで取り付ける。
だがそんな武の下にやって来た女性は、予想とは真逆の今時っぽい女子高生で、最初はネット上でのやり取りとのギャップに戸惑っていたが、次第に武の心は出会った少女に惹かれ始めて行く。
女子高生でありながら動画投稿サイトで絶大な人気を誇る歌い手――長浜 幸(ながはま さち)。
叔父である武に思いを寄せながら、声優としてブレイク中の少女――石動 彩香(いするぎ あやか)。
かつて武に背中を押された事でファッション業界に飛び込み、世界的に活動中の天才デザイナー――長浜 結(ながはま ゆい)
彼女達による仕組まれたマッチングと、それぞれの想いが交錯する成り上がり系ラブコメディ、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 23:30:10
47731文字
会話率:38%
極寒の地に突如として現れた「ボク博士」は雪の中を歩き、とある施設「ジブン観測所」を見つける。自分が何者かわからない彼を待ち受けるのは──。先が見えない現在(いま)を描くちっぽけでゆっくりとした物語。
最終更新:2021-03-14 01:46:14
1996文字
会話率:58%
今の時代、悩むことや苦労してる人は多いと思います。そんな方達に読んで欲しい、僕なりの人間の苦悩に対しての考え方です。
最終更新:2021-03-08 00:28:51
2418文字
会話率:0%
「話をしよう。これは、昔俺が知り合った不思議な少女の話だ――」
――令和二年、島根県の片田舎から東京の高校に進学した俺、杵(き)築(づき)直(なお)衛(え)は、五月の休日に一人、明治神宮の杜を歩いていた。
別に信心深いというわけじ
ゃない。ただ東京の観光地をいろいろ回ったうちの一つというだけだ。 特に願い事もなく、適当に社殿の賽銭箱に五円玉を投げ入れて手を合わせ、その後、そのまま杜の中をぶらぶらしていた。
「癒やされるな……」
年寄り臭いと思いながらも、ついそんな言葉が口をついた。
東京の中心地にありながらも先が見えないほど広い昼下がりの杜は、慣れない東京の生活に少し疲れていた俺に多少の安らぎを与えてくれた。
適当な道を選びながら歩き、奥まった場所の小路に差し掛かった時、大樹の近くでたたずむ一人の少女が目に留まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 23:11:21
6733文字
会話率:56%
迫り来る情報の荒波。
いつまで持つか先が見えない、急ぎ充電のバッテリー。
そして、青春を見失いただ立ち尽くすサラリーマンたち。
今、そんな時代に1人の忍者が現れた。
モバイル忍者。
本当の名前は地味だから明かさないという照れ屋さんな忍者は
今日もニキビを気にして、ひた走る。
もちろん、Wi-Fiは金欠で常時オフにしながら、――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 19:13:32
985文字
会話率:33%