※ご訪問下さり誠にありがとうございます。全十二話。ざまぁは最後の方です。ゆるゆる設定ですので、矛盾やおかしなところがありましたらご容赦願います。お暇つぶしにのぞいていただければ幸いです。
「ああ、きみとは婚約破棄だ。オーケイ?」
第一皇
子に婚約を破棄されたことから、公爵令嬢のカオリ・バルテンの数奇で幸福な運命が幕を開けた。
第一皇子からあたらしい婚約者を紹介された。それは、「呪いの獣」と噂される第十皇子である。
継母と異母姉から逃れるようにし、「呪いの獣」のもとへと向かうカオリ。
が、皇宮の森の奥で待っていたのは、「呪いの獣」という怖ろしいイメージの人物ではなく、美形でやさしいハンス・アインハルトであった。
彼は、カオリに言う。「待っていたんだ」、と。
彼は、「クルーガーの三つ星」としての宿命を背負っており、カオリもまた宿命を背負っていると告げる。
溺愛されながら、自分を変えるために奮闘するカオリ。
そして、ハンスが立嗣子することになり、その式典で元婚約者や継母、異母姉と再会することに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 00:00:00
15506文字
会話率:30%