人生に絶望した社畜が辿り着いた、地獄のダンジョン。全てを乗り越え掴んだ唯一無二の力は、まさかの『焚火』!? ――これは、最底辺から世界を燃やす、魂の覚醒譚!
社会に絶望し死に場所を求めた日野旅綴、28歳 。探索者協会で待っていたのは、
鬼教官・冴宮夕月による二年間の「死から最も遠い地獄」のような訓練 。心身の限界を超え、真の「生への渇望」に目覚めた綴は 、血反吐を吐く特訓を乗り越え探索者となる 。
初ダンジョンで魔物を打ち破り 、「唯一無二の力」『個有(イデア)』を発現するも、それは火を熾すだけの『焚火(たきび)』という「外れスキル」だった 。希望から絶望へと突き落とされた綴 。しかし、この「外れスキル」にこそ、彼の「願い」の真の形が秘められていることを、彼はまだ知らない―― 。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 18:00:00
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会話率:25%