とある高校のクラス全員が異世界の神によって召喚された。
クラスメイト達が神から【剣技(極)】や【高速魔力回復】といった固有スキルを受け取る中、九条 祐真に与えられたスキルは【特許権】。スキルを与えた神ですら内容をよく理解していないモノだった
。
「やっぱり、ユーマは連れていけない」
「俺たちが魔王を倒してくるのを待ってて」
「このお城なら安全だって神様も言ってる」
オタクな祐真は、異世界での無双に憧れていたのだが……。
彼はただひとり、召喚された古城に取り残されてしまう。
それを少し不憫に思った神は、祐真に追加のスキルを与えた。
【ガイドライン】という、今はほとんど使われないスキル。
しかし【特許権】と【ガイドライン】の組み合わせにより、祐真はこの世界で無双するための力を得た。
「静寂破りて雷鳴響く、開闢より幾星霜、其の天楼に雷を蓄積せし巍然たる大精霊よ。我の敵を塵芥のひとつも残さず殲滅せよ、雷哮──って言うのが、最上級雷魔法の詠唱だよ」
中二病を拗らせていた祐真には、この世界で有効な魔法の詠唱を考案する知識があった。
「……すまん、詠唱のメモをもらって良い?」
「はいコレ、どーぞ。それから初めにも言ったけど、この詠唱で魔法を発動させて魔物を倒すとレベルアップの時にステータスポイントを5%もらうからね」
「たった5%だろ? 全然いいよ。ありがとな、ユーマ!」
たった5%。されど5%。
祐真は自ら魔物を倒さずとも、勝手に強くなるためのステータスポイントが手に入り続ける。
彼がこの異世界で無双するようになるまで、さほど時間はかからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 19:30:00
104194文字
会話率:43%
自動車の部品を製作している㈱熊久保製作所社長の熊久保の元に一通の手紙が届いた。東京地方裁判所からの通知だった。新型エンジンに合わせて作ったクランクシャフトの部品に関する特許侵害を咎めた内容だった。動揺を隠せず開発部長の井森に相談する。特許使
用料として20億円を支払え、という文言に机を叩き怒りをあらわにした。六角顧問弁護士に相談したところ、出廷する以外ないが勝ち目は薄かった。会社の経理を握り、累積赤字を汁総務部長の石見は「立ち止まったら、『おくり犬』に食われる」と言った。思わず後ろを振り返った熊久保に、残された時間は少ない。社員の生活を守るため知恵を絞るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 18:26:55
7050文字
会話率:29%
元OLであった女は恋愛小説の世界に転生を果たし、フィオラ・テンバル公爵令嬢という悪役令嬢に成り代わってしまった。
公爵令嬢であるフィオラは王太子殿下の婚約者であり、ヒロインに数々の嫌がらせをし、断罪され国外追放されてしまうのだ。そのこと
を知っている、フィオラは王太子殿下の婚約者という立場に興味はないが、国外追放というのが厄介だと考える。
生活するにはお金が要る。働き口や、拠点をどの国に選ぶのも面倒だ。彼女は面倒事が大嫌いであった。楽して過ごしたい。そこで妙案が浮かび、スキルである魔法を作り出す。そして父親であり、この国の宰相に『お願い事』を口にした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 12:44:20
1757文字
会話率:58%
25歳の蒼砥輪は、同級生の恭平と再会する。彼は輪が高校時代所属していたグループ「カノープス」の一人で、輪はそのグループから追い出されていて、恭平とも音信不通になっていた。
グループのリーダーである星夢希空が今、あまり幸せではないということを
知り、いまの生活に満足いってないことも重なって、もう一度高校生活をやり直したいと思った。
クリスマスの夜。女神に導かれ、輪は高校の入学式の日にタイムリープする。
しかし使用料として900万円の借金を背負うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 20:15:09
66851文字
会話率:44%
妖怪はひょんなところから産まれてしまいます。
それは人の心に存在するものがエネルギーを持ち、次第に勝手に動き出してしまうからです。
怖いですね~。
恐ろしいですね~。
注1:これは小説ではありません。
完全な娯楽作品。
家紋武範著、なろう
妖怪図鑑です。
注2:図鑑なので一話につき一枚以上の画像があります。その際のパケット通信料は読者さまご負担となります。予めご了承下さい。
見る人は、温かい目で見てやるといいと思うよ。
時間を無駄に浪費したい人にオススメ。
「またまた何やってんの?」とか言わないの。
感想欄とかに、「この妖怪入ってないけど」とか書いてみると、暇な時間に書くかもね。
でも、「使用料よこせ」とか言ったらダメよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-14 07:03:12
12641文字
会話率:11%
第2回 IIVクリエイターアワード 最終選考作品
https://twofive-iiv.jp/award/announce/
ある日、世界はファンタジーな異世界へと変貌した。町中で暴れまわるモンスター、人々を脅かす魔王軍の出現、世界中が
混乱に包まれる中、とある平凡なサラリーマン、平田 勇男は運命に導かれダンジョンとなった(元からそうだった)新宿駅で聖剣エクスカリバーをその手に取る。聖剣を手にした勇男は、勇者としてモンスターや魔王軍と戦い、危険はあるがそれなりに安定した日々を過ごしていた。
そんなある日「ピンポーン」とインターホンの音が部屋に鳴り響いた。昨日のダンジョン攻略で疲れ切って熟睡していた勇男は、特に警戒もせず玄関のドアを開けてしまう。玄関に立っていたのは一人の眼鏡をかけた笑顔の女性だった。彼女は笑顔のまま自身の所属を告げた、勇男の安定した日々を打ち壊すその名を。
「私、勇者活動を行われている方々の活動支援を行うLight Holy Kingdom略して『LHK』のものです!聖剣使用料の徴収に参りました!」
「・・・ッ!うちに聖剣はないので!」
その名を聞いた瞬間、男は反射的にそう叫んでドアを閉めようとするが、LHKを名乗る女性は瞬時にドアに足を引っかけそれを防いだ。そして始まるLHKの猛攻、
「私共が持っているこの『聖剣から放たれる魔力を探し当てる装置』だと確かにこの家から聖剣の魔力が検知されているのですが・・・? 」、「それでは天の声サービスの受信料、払っていただけますか? 」、「それでは念のため毎日料金の徴収に伺わせていただきますね!」
LHKの猛攻により戦意を失い料金を払いかけてしまう勇男、しかしその時彼を救う者たちが現れる。その名は『LHKから国民を守る党』。彼らの演説を聞き、勇男は再び立ち上がることを決意する。
時は経ち、勇男はついにLHK社長の元にたどり着く。そして運命の最終決戦が今始まる。
「大いなる力には、大いなる『料金』が伴う」これはその言葉の意味を知る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 20:00:00
8578文字
会話率:52%
今月、スマホの使用料金が高いって、家族に言われました。
それでも周囲と比べると、安いんですけどね。
あーいうのって高いんですよね。しょうがないんですけど。
最終更新:2019-01-11 22:33:02
2727文字
会話率:60%
魔法は、タダではない。
それが、新しい世の新しい理だった。
遥か古代に封印されたという万能の無制限世界改変力、魔法。失われたはずのこの脅威の超常力は、しかしあるとき不完全な形で復活を遂げることとなった。
配信魔法――有料配信方式
の、ストリーミング・マジックとして。
この「懐に優しくない力」によって人々の生活は大きく変化し、『冒険者』と呼ばれる者たちが大いに活躍する世界が形作られることとなった。
青年・アバルは、魔法に関する貴重な遺産が眠るとされる古代の地下遺跡を探索する冒険者として活動していた。ある時ひょんなことから彼のパーティーは悲惨な額の魔法使用料を請求されてしまう。なんとかして稼がねば破産・お先真っ暗コースという窮地に立たされたアバル・パーティーだったが、丁度タイミングよくパーティーメンバーに応募してきたウィザードが「ある特別な力」を持っていたことから、新しい商売を考え出していく。
「俺たちの迷宮探索を、見せてやるんだよ。街でくつろぐ住人や、冒険者仲間にな。冒険探索の生配信だよ」
珍妙な奇策に出るアバル・パーティーだったが、やがて事態は彼らの予想を超えて動き出していく……。
* 第三回 書き出し祭り 第三会場 参加作品(従量課金で高位魔法を使われたせいで、パーティは破産寸前である https://ncode.syosetu.com/n2717ew/30/)の連載版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-12 19:07:22
51504文字
会話率:39%
死んだら神様に声をかけられて異世界に行くことになりました。
その時に3つの願いを叶えてくれるというので『鑑定』『アイテムボックス』『生活魔法』を
お願いしたら、何故か使える魔法が生前に使っていた家電機能でした。
【真空チルド】【スリープ保存
】【加熱】【解凍】【オーブン機能】【イオン殺菌】って
取り合えず第二の人生、ガッツリ楽しみたいと思います。
とか思っていたら特許申請って何?。地球産の知識って特許対象なの?
勘弁して下さい。人様の知識で特許使用料なんか貰ったら罪悪感で圧し潰されます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-10 12:36:13
473406文字
会話率:38%
(夢の印税生活から15年後)誰でも霊が見えるレンズを発明した祐二。無事特許をとり使用料が得られるのだろうか?
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2018-02-05 23:32:54
3972文字
会話率:45%
街の片隅に『何でも屋』は存在する。然るべき代価を払えば、どんな依頼でも実行してくれる。文字通り何でもやってくれる。そんな何でも屋に、ある日、電話がかかってきた。それは、身に覚えのないアダルト・サイトの使用料の請求だった。これって、もしかして
……架空請求詐欺? そして、何でも屋店主と架空請求詐欺には因縁が存在した折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-26 18:05:34
27777文字
会話率:50%