とある高校のクラス全員が異世界の神によって召喚された。
クラスメイト達が神から【剣技(極)】や【高速魔力回復】といった固有スキルを受け取る中、九条 祐真に与えられたスキルは【特許権】。スキルを与えた神ですら内容をよく理解していないモノだった
。
「やっぱり、ユーマは連れていけない」
「俺たちが魔王を倒してくるのを待ってて」
「このお城なら安全だって神様も言ってる」
オタクな祐真は、異世界での無双に憧れていたのだが……。
彼はただひとり、召喚された古城に取り残されてしまう。
それを少し不憫に思った神は、祐真に追加のスキルを与えた。
【ガイドライン】という、今はほとんど使われないスキル。
しかし【特許権】と【ガイドライン】の組み合わせにより、祐真はこの世界で無双するための力を得た。
「静寂破りて雷鳴響く、開闢より幾星霜、其の天楼に雷を蓄積せし巍然たる大精霊よ。我の敵を塵芥のひとつも残さず殲滅せよ、雷哮──って言うのが、最上級雷魔法の詠唱だよ」
中二病を拗らせていた祐真には、この世界で有効な魔法の詠唱を考案する知識があった。
「……すまん、詠唱のメモをもらって良い?」
「はいコレ、どーぞ。それから初めにも言ったけど、この詠唱で魔法を発動させて魔物を倒すとレベルアップの時にステータスポイントを5%もらうからね」
「たった5%だろ? 全然いいよ。ありがとな、ユーマ!」
たった5%。されど5%。
祐真は自ら魔物を倒さずとも、勝手に強くなるためのステータスポイントが手に入り続ける。
彼がこの異世界で無双するようになるまで、さほど時間はかからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 19:30:00
104194文字
会話率:43%
魔法や剣術と呼ばれる技術が確立されたのは、16世紀のイギリスである。
そこで培われた魔法・剣術は、偉人たちの手によって世界中に広まり、現代でも根強く生き延び、学校で教えるまでになった。
そして現在。小学校の漢検5級と同じように、魔法検
定(炎)5級が存在し、部活動である空手の段位と同じように、〇〇〇流剣術初段が存在する。
剣術・魔術が使いたいなら専門学校を、学者の道を進みたいなら大学を卒業するのが当たり前。
より強いスキルを持っているものが優遇され、それ以外が差別される。
今や時代は、資格主義時代。
そんな世界には資格は必須。
モンスター1匹倒すのも資格が必要なのである。
主人公は幼い頃、将来を有望とされていたが、最上位悪魔『対価の悪魔』に持っているレア資格を全て奪われてしまった。
奪い返すには、『対価の悪魔』を捕まえるしかない。
しかし不幸は続く。両親が死別し、孤児になった主人公。他の資格を取る暇もなく働いたら、就職活動は不採用の連続。
これはそんな資格至上主義の世界で、施設の紹介で入った会社で頑張る主人公の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 20:06:54
23669文字
会話率:35%
簡単な腹式呼吸講座。
歌手や舞台役者なんかは使えると言う、腹式呼吸。
こいつについて、ちょこっと触れてみた。
雑な習得練習法も少しだけ書いてみたので、メリットデメリットをしっかり知った上で習得したいのならば、どうぞ。
読み
物としては、正直面白くないので注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 01:00:00
2877文字
会話率:0%
2016年12月23日現在 更新目標値に達さなかった為、更新を停止。
第一話を除き、全話を削除しました。
一応リメイク作を検討していますが、ここで発表するかは未定です。評価してくださった僅か5人の評価者の皆様には心から感謝します。
「
最強の魔女」は事務員!?魔法を使いたいなら予算を寄越せ!
舞台は人類が宇宙を志向し、神のみが有した宇宙からの視点を手に入れても、国家や民族が消えて無くなる程ではない近未来。
ファンタジー世界ではお馴染みの君主のために命を捧げる騎士もいなければ、自分を救ってくれる王子の到着も待つ姫も存在しない。ドラゴンも魔王ももはや存在しない。
だが、女王と魔女は存在した。
これは存在する世界を間違えた哀れな魔女マリーと、存在する時代を間違えた哀れな女王アデレード。
彼ら二人が織り成すポリティカル・マジカルアクションである。
さぁ万年筆とスタンプで魔法を唱えよう!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-16 21:13:25
9185文字
会話率:25%
オレの大事な理科室が何者かに占拠されてしまった。え、恋文研究同好会? オレは聞いてねえぞ! ここを使いたいなら生物担当教師のオレ様に話を通すんだな。
最終更新:2010-10-08 12:44:37
9283文字
会話率:27%