聖剣に選ばれなかった聖騎士候補生。
オルガに与えられた蔑称はそれだった。
彼を選んだ聖剣が錆びたボロ剣だけだったオルガは聖騎士養成学院を入学早々退学の危機に陥る。
しかしそのゴミ寸前のボロ剣。ただのゴミでは無かった。
その剣に憑りついた
自称400年前の最強剣士の霊、マリアは言う。
「私の言う通りにすれば世界一強くしてあげるわよ?」
その言葉に従い実力を伸ばし、仲間を集めて強くなっていくオルガだったが、彼には聖騎士になる以外の目的があった。
誰にも明かす事の出来ない目的が……。
これは後の世に人龍大戦と呼ばれる戦の前日譚。
聖剣を持たずに聖騎士を目指し、いずれ龍をも斬る男の物語。
毎日12頃更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 12:32:50
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会話率:39%