中学2年生のごく普通な男子、時奈零樹(ときなれいき)。
その頭上に、断花詩織(たちばなしおり)という女の子が落ちてきた。
彼女はそのまま死んでしまい、幽霊となる。
しかし落ちたのが零樹の上だったことから、零樹のそばから離れられない自縛霊(と
いうか人縛霊)になってしまった。
詩織は、幽霊なので姿を消したり壁を通り抜けたりはできるのだが、零樹から数メートル以上離れられなくなる。
怪しいオカルト研の部長、小島魅和(こじまみわ)いわく、なにか心残りがあって成仏できないのだろうとのことだが、詩織本人はまったく覚えていないという。
そして親友(悪友?)である宇良原夕時(うらはらゆうじ)の悪知恵により、幽霊の詩織の能力を活かして便利屋を始めることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-27 20:25:19
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