【この作品は拙作「婚約解消なんて彼女にとっては些細な出来事」の続編となっております。前作もご一読いただければ幸いです】私、「傾国の美尻」の持ち主ナーダレイ・ジルバには親友、ミンミことミンナザータ・ハリージャ嬢がいる。彼女には双子の兄がいてミ
ンミと同じく希代の天才なのだが、「変人の人嫌い」であるらしい。世間と違うことを変人と呼ぶのであれば、「その通り」と力強く同意したいと思う。その変人ぶりが原因で、ずいぶん昔に婚約解消したとか。いや、べつに、あの方がなんと呼ばれていようと、気になんかなりませんってば。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 20:00:00
5298文字
会話率:52%
「おはようございます。旦那様」 「ああ。……おやすみ」
人嫌いの変人と言われる辺境伯は、朝に寝て夜に活動する夜行性。彼に嫁いで半年。すれ違いの挨拶をするだけでは仲良くなれません。なので私、がんばります。
そんな昼夜すれ違いの二人が溺愛と使
命感のすれ違いに発展しました。たぶん。
短編「離縁予定の奥様は夜行性旦那様のお役に立ちたい」の連載版です。1、2話は短編をそのまま載せています。 *「今日の一冊」で紹介いただきました。ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 17:17:48
162959文字
会話率:36%