大海原を渡り、乾いた大地に足を踏み入れたシスターがいた。
彼女の本当の顔は退魔士(エクソシスト)。教会からの命で、その地にやって来た……はずであった。
それが、“追い出し”だと気づいた時には遅く――彼女は生きるために娼婦として身をやつす日々
を送ることとなってしまう。
ある日、そんな彼女に舞い込んできた“退魔”の依頼。
討伐に向かった先にいたのは、けっして倒すことのできない“屍”と……ゾウの頭を持つ神様・ガネーシャがそこにいたのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 14:27:59
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会話率:18%