終焉の神の転生として生を受けた黒き神官たちの子、ガドリール。自身で抑制する事が出来ない残酷な性格に人間離れした力を恐れた幼い彼は、父の助けの元、全ての民を生贄とする大儀式によって神官たちの皮で束ねた本の中に半身である邪神を封じる事に成功する
。父と母と国を滅ぼした彼が失意の元救われたのは、己の神と全く対局する神を崇めし国の神官だった。忌み嫌われながらその国の廃城でガドリールは一人、力を求め、研究を重ねる。いつ解き放たれてしまうかもしれない邪神の半身を凌駕する為に……
だがしかし、そんな彼に待ち受けていたのは死よりも残酷な運命だった。
-エテルニテ-と呼ばれる伝説の楽園と-デザスポワール-と呼ばれる絶望の国を支配した神と女神の残酷な愛の物語。
***三年ほど前に書き上げた初めての長編小説です。よろしくお願いします***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-29 22:38:22
274574文字
会話率:40%