魔法を失うことを恐れた少女は、自分を護る存在を得るという奇跡を起こした。自らを鬼と称した青年は、彼女を護りつき従った。
今は失われた縁。青年がかつて使った魔法。鬼となった彼が自分を守り続ける理由を、少女は知らない。
――光を抱く人々に
女神が授けた、一生に一度の魔法。善良に生きる人々が起こす、ささやかな奇跡の物語。
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文芸部の部誌用に書いた話に加筆修正したものです。サイトにも同じものを掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-11 23:24:33
7816文字
会話率:36%