「おはよう、帝一くん。」そう俺を呼んだのは、桃色の髪の幼い少女だった。少女が言うにはここは俺が死んでから500年後の世界らしい。「君、戦ってばっかりでろくに学校とか行ったことないでしょ?ねえ、私と青春しない?」そんな彼女の言葉に乗せられ、俺
の2度目の人生は始まったのだ―――
過去の俺は傭兵であった。2200年代前半、技術革命によって魔法という存在が確立した直後の戦争は、これまでの戦争とは桁違いの壮絶なものとなった。その戦争で死んだ5億人のうちの一人が俺である。そんな狂乱の時代から時は流れ、27世紀の平和な世界、しかし平穏な生活は長くは続かないようだった。
過去と未来を舞台にした戦争と青春の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 05:50:03
45351文字
会話率:36%
人魚のリディアは助けてくれた騎士のことが忘れられず、人間に愛されれば人間になれるという秘薬を魔女から手に入れ、念願の彼の元へ向かった。
ご先祖さまの轍を踏まず、人魚の姿のまま、薬を飲まずに持ったまま彼の元へ──
「帰れ!化け物!」
これは拒
否されてもめげない人魚姫の、最後の恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 13:25:23
7730文字
会話率:53%