生まれた時から性質が色で決まっていることが当たり前の世界で主人公である僕、玻璃は無色透明の龍だった。
優しい両親の元で育った主人公は、人化けすることで初めて自分の姿を見て、主人公は思い出す。
これは前の世界でプレイしたゲームによく似た
世界であることに。
優しい両親とゲームの知識と共に平穏に生きていた。
だが、ある日突然、それが奪われてしまう。
死にかけた僕が目を覚ますと、体が縮んで、性別も変わっていた。
僕を育てたために殺された両親を報うため、無色透明の龍は最強を目指した。
どんな手を使っても。
普通の龍では、敵わない。
あいつら、龍貴族は、特別な素材を食べ続けて強い。
だから、望むものが報酬としてもらえる帝国の舞踏会に参加した。
僕はそこで、ドラゴン皇帝族の特別な素材をひとかけらお願いするはずだった。
勝って、勝って、やっと手が届くと思ったら準優勝。
もらえたのは宝石や金だけ。
僕が欲しいのは強くしてくれる素材なのに。
優勝したやつが僕を欲した。
優勝したやつはこの国の末の皇子黒龍だった。
オスの龍だというのに何故か嫁にされた。
なんか皇子の住む場所に入れられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 17:45:26
11766文字
会話率:21%
百人ほどの住む小さいが活気のある村、そこに信じられないような事件が起こる。「この村には人に化けた狼がおる」村長の口から発せられた言葉に、村人たちは恐怖し困惑する。ホラーのような信じられない言葉は、死体を前に現実と化す。村人たちは怯えながら
も、狼を退治するため一つの策を用意する。
[天真爛漫な少女ライラ、冷静沈着な学者モーリス。個性的な村人たちは、時に疑い、時に協力し合い、なんとか自分たちの手で平和だった村を取り戻そうとする。三年前のある事件から「狼」「ムラサキカグヤ」という二つの手がかりを掴んだモーリスだが、彼は未だ妹ロゼの死について真実に辿り着けずにいた。]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-03 16:42:21
22744文字
会話率:50%