銀座でナンバーワンのルナ(月子)は、久々の長期休暇で海外へ行くつもりがスーツケースもろとも過去にタイムスリップしてしまう、着いた先、そこは幕末の京だった。
揚屋の主人に助けられ、そこで過ごす日々の中で出逢ったのは、命懸けで時代を駆け抜け
る人々だった。
彼らと関わりその想いに触れるたび運命を知る彼女は苦しみ、いつしか心が彼らを追っていく。
彼女は歴史の流れを知りながら変えてはならないと悩み、苦しみ、そして惹かれていく自分の心を止めることが出来ずさらに苦しい心を抱えるのだった。
もとの時代へ戻ることが出来るのか? いてはいけない自分の存在が彼らの運命を変化させてしまうのではないか? 悩み続ける彼女を支え、もとの時代へ導いたのは予想外の人物だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-15 22:45:25
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会話率:39%