世界は灼熱と砂に覆われていた。
いつ果てるとも知れぬ砂漠の時代。熱に追われ、熱に殺され死んでいく。
なのに心の熱はいつしか失なわれ、世界に抗う力をなくしていく。
誰も彼もが諦めて、空虚な冷獄に捕らわれる。
そんな折、世界に一つの噂が流れ、次
第に広がってゆく。
世界に残る最後の魔法が存在するという噂。
人々は知らない。そこに真実の一端が隠されていたことに。
それを巡り歴史の裏で、互いに争い続ける存在が確かにあるという事を。
世界が終わる。その意味を人々が知るその時に、真に何が起きるのか。
真実の残酷さに触れ、それでも人は、先へと進む意思を示す事ができるのか。
時が収束するその瞬間に、流す涙は真実か。
それぞれの章の主人公達が一同に会す時。
世界が見せる本当の道の先とはーーー。
別のサイトに載せている作品の、改訂版です。タイトルから改訂版を取りました。
以前別のサイトで、読者の方から頂いたイラストを⚫の部分に追加しました。
ありがとうございました。
(20140518 第一章修正しました。倍に増やしました。)
(20140619 第二章修正しました。倍じゃないけど増やしました。)
(読者の方から、もう少し改行を入れた方が読みやすいというコメントを頂きましたので、会話文と地の文の間に改行を入れる手直しをしていく所存です。よろしくお願い申し上げます。(20140825))折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-18 00:00:00
1032186文字
会話率:38%