近代化の波が押し寄せ、世界中で戦火が飛び交っていた頃、レギュスト国エルフェニウス王朝は衰退の一途を辿っていた。王制とは名ばかりとなり、国内では3つの勢力がこの国の行く末を決めようとしていた。
国王を御旗に掲げる貴族派、国教であるイルダン
神教の教皇一派、世界を巡り財を為した商人たちを中心とした市民議会。
大人たちの争いは王立ミラベスタ高等学院にも例外なく波及し、少年少女たちは否応なくその渦に飲み込まれていく。だが彼らの抗いは国をも巻き込み世界を変えていく。
僕たちは、ここで運命と出会って恋をする。
世界を変える覚悟なら、とっくにできている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-22 00:22:04
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会話率:26%